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コンクリート工事施工計画書 42ページ

 項        目 ページ数
02コン総則.doc 1
03コン施工体制.doc 1
04打設数量02.doc 2
05コン打設計画図A.doc 1
05コン打設計画図B.doc 1
05コン打設計画図C.doc 1
06生コン搬入経路.doc 1
07コンクリート打設12.doc 12
08人員配置.doc 1
09ポンプ車による打設03.doc 3
09ポンプ配管.doc 1
10コン打ち安全衛生.doc 1
11コン試験要領02.doc 2
14その他.doc 1
15コンクリート打設計画書 例2(下図サンプル) 13
 一部を抜粋
2)コンクリートの調合はポンプの輸送管の閉塞しにくい調合になっているか確認する。
a.セメント
(1)普通セメント以外のセメントを使用する場合、その生コン工場のセメント貯蔵設備、貯蔵状況、使用頻度、入場状況を確認する。
(2)異常凝結性のセメントや、少しでも凝固したセメントを使用すると、偽凝結現象が水量の異常を引き起こし、スランプが変動し、輸送管の閉塞の原因となる。

b.骨 材
・砂の標準粒度のうち、0.3mmふるいの通過率(35〜10%)の影響する度合が最も大きい。
・15%を下回るとコンクリートは分離しやすく、30%を超えるとコンクリートは粘性を示し、過剰の単位水量が必要となる。
・通常用いられる20mm以下の砕石では、粒度判定実績率が57%以上のものが好ましい。
・軽量骨材の場合、工場でのプレウェッチング(プレソーキング)が不足すると、輸送管内でコンクリートの水分は軽量骨材に吸収されて流動性が悪くなるので注意する。
・吸水率の大きい骨材は、含水率が多過ぎると圧送中に含有する水分を放水し、管内のコンクリートを分離させ、閉塞の原因となる。したがって工場における軽量骨材のプレウェッチングの管理状況は事前に確認しておく。

c.ポンプ車の設置場所と輸送管の配管方法を検討する。
・コンクリートポンプによる圧送計画は現場の立地条件、建物の形状、前面道路との関係、ポンプ車の機種などより総合的に判断して最適場所を決め、コンクリート圧送時にコンクリートの品質ができるだけ変化しないように、輸送管の配管方法を検討する。
・ポンプ車の設置場所は、生コンの供給が容易にでき、配管計画にも便利な場所にし、ポンプ車1台に対し、2台の生コン車から供給できるようにする。
ただし、市街地の現場で道路を使用して打設する場合は、1台の生コン車で供給する。また前面道路の交通渋滞を起こさないよう交通整理を行う。

d.輸送管の管径は、通常では100A を用いる。
ただし、以下の場合125A以上を使用する。
(1)240m以上の水平配管
(2)80m以上の垂直配管
(3)下向き配管、または下り勾配の先に水平配管がある場合
(4)単位セメント量が300kg/cm2以下のコンクリート
(5)スランプ10cm以下の場合
(6)軽量骨材を使用する下向き圧送の場合、管内に空隙(ボイド)が生じる。再圧送すると空隙部をコンクリートが落下し、局部的に骨材が分離して閉塞する危険性がある。
(7)自然落下を防止するために、下部の水平管を長くして抵抗を大きくするか、配管端に逆止弁を取付けて圧送停止と連動さコンクリートが流れるのを止める、などの方策をとる。
   以下省略
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